神戸どうぶつ王国(神戸市中央区ポートアイランド)で、サバールの双子の赤ちゃんが親子で7月2日(金)より一般公開されます。
神戸どうぶつ王国では2015年から飼育。6年目にして初めて繁殖されました。現在生後2ヶ月が経ち、体重も出生後に比べて5倍となりました。母親は新米ママとは思えない上手な子育てぶりで、初産ながらも愛情深く育てた奮闘ぶりがわかります。
【誕生からのヒストリー】
出産時期:落ち着いて出産できるよう獣舎の中に巣箱を設置。中の様子はモニターで、飼育担当者たちがいつでも観察できるように万全な体制で見守ります。
5月9日:朝から母親の様子が落ち着かず獣舎へ戻すとしばらくして巣箱の中へ入りました。肢をピンと伸ばす様子が頻繁に見られるようになります。やがて16:30頃、1頭目を出産。出産後すぐに赤ちゃんを舐めたり、初乳を与える母親の姿を見て、スタッフ一同安心しました。そして30分後、2頭目を出産します。やはり、母親が育てる「自然哺育」に勝るものはありません。
出産時:2頭
オス1頭(控えめだけど好奇心旺盛)
メス1頭(慎重派)
※名前はまだついてません
父親:ふく 2015年5月25日生 (6歳) 体重232g
母親:はる 2015年5月28日生 (6歳) 体重279g
5月12日 生後3日
はじめての体重測定。母親を別室に誘導、エサを食べている間に手早く行わなければなりません。
5月28日 (生後19日)頃
巣箱の外へ出るようになりました。動きもしっかりしてきて、2頭でじゃれ合う姿や、親の後を付いて回る姿が見られる様になりました。
6月6日 生後38日
展示場練習がスタート。初めて触れる土の匂いを嗅いだり丸太の上に乗ったり、初めて見るものに興味津々。
好奇心旺盛な赤ちゃんたちですが、母親は心配な様子。
この日から肉も食べ始め、小さく切った馬肉をたたいて柔らかくしたものを与えると、嫌がらず食べ始め間食しました。
■サバール
英名:Serval 学名:Leptailurus serval
分類:食肉目 ネコ科
体長:70~100㎝ 体重:約9~18kg
食性:鳥、ネズミなど
分布:サハラ砂漠以南のアフリカ
説明:鳥を捕まえるために、2~3mの高さまで跳ぶことができます。またネコ科動物では珍しく、穴を掘って地中にいるネズミなどを捕まえます。
遊び疲れて、おっぱいを飲んで、気持ちよさそうに寝てしまいました。
※首輪の様に見えるのは、行動研究のための特別な装置の付いた首輪です