7月17日から奈良国立博物館(奈良市登大路50番地)で、特別展「奈良博三昧ー至高の仏教美術コレクションー」が開催されます。
奈良博の作品をモデルにしたキャラクター5匹も登場!本展で「ざんまいず」として正式にデビュー!モチーフとなった作品も展示されます。
奈良国立博物館は、明治28年(1895)にわが国2番目の国立博物館として開館し、仏教美術を展示・収集の重要な柱として今日に至ります。本展は、仏像・仏画・古写経をはじめとする館蔵の優品が展示されます。同館の約2000件にのぼる館蔵品なかから選りすぐりの合計246件(うち国宝13件、重文100件)も作品によって、日本仏教美術1400年の歴史をたどっていきます。展示は全10章からなり、日本仏教黎明期の古代寺院の遺宝、密教や浄土教が生み出した仏像・仏画、神とほとけが織りなす神仏習合の造形など、各時代にわたる名品によって構成されています。
「三昧(ざんまい)」とは、一つの対象に心を集中することを意味する仏教由来の言葉です。熱心にほとけの姿をみることを、特に「観仏三昧(かんぶつざんまい)」と呼びます。この展覧会を通じて、奈良博の仏教美術コレクションの魅力を堪能できるはずです。
【みどころ】
(1)奈良博が所蔵するエース級の国宝が勢ぞろい!
(2)仏教美術の教科書がココに!至高のコレクションを大公開
(3)疫病退散「辟邪絵」が勢ぞろい! [展示期間:後期]
疫病や災いを引きおこす鬼とたたかう5人のヒーローです。
「天刑星(てんけいせい)」「栴檀乾闥婆(せんだんけんだつば)」「神虫(しんちゅう)」「鍾馗(しょうき)」「毘沙門天(びしゃもんてん)」。平和を守る神々の勇ましくもユーモラスな姿を見事な筆致で描く、平安絵巻を代表する傑作。五つの場面すべてが公開されます。
奈良国立博物館では、ぜひ若年層の方々にも、博物館へきて楽しみをみつけてほしい、奈良博にこんなものがあったのかという発見をしてほしいと、奈良博の新たなチャレンジとなる展覧会です。
展示には、通常の解説版のほかに、若い人にもわかりやすく短文で書かれたジュニアガイドも設置されており、クイズ形式で展示物を観察し触れ合う機会となるでしょう。またそれと同時に奈良博キャラクター5体がデビューしました。本展でもそのモチーフとなった作品がすべて展示されます。
【開催概要】
特別展名:特別展「奈良博三昧ー至高の仏教美術コレクションー」
会 期:令和3年(2021)7月17日(土)~9月12日(日)
前期7月17日(土)~8月15日(日)、後期8月17日(火)~9月12日(日)
会 場:奈良国立博物館 東・西新館
休館日 :毎週月曜日(ただし8月9日[月・振休]は開館)
開館時間:午前9時30分~午後6時、毎週土曜日は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで
※8月15日[日](春日大社万燈籠)は、名品展のみ午後7時まで開館します
観覧料金:一般1,500円(1,300円)高大生1,000円(800円)小中生500円(300円)
※( )は前売料金。
※前売券の販売は5月24日(月)から7月16日(金)まで
※本展は日時指定制ではありません。
※障害者手帳またはミライロID(スマートフォン向け障害者手帳アプリ)をお持ちの方(介護者1名を含む)、
奈良博プレミアム会員の方(1回目及び2回目の観覧)は無料(要証明)
※奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員(学生)の方は、当日券を400円でお求めいただけます(要証明)。
参加校など詳細は、奈良国立博物館ホームページなどでご確認ください。
※観覧当日に証明書・会員証などの提示が必要です(一般と小学生以下を除く)。
※団体料金の設定はありません。
※館内が混雑した場合はは、入館を制限する場合があります。
※本展の観覧券で、名品展(なら仏像館・青銅器館)もご覧になれます。
主 催:奈良国立博物館、読売新聞社、NHK奈良放送局、NHkエンタープライズ近畿
協 賛:岩谷産業、大和ハウス工業、非破壊検査
協 力:日本香堂、仏教美術協会
お問合せ:ハローダイヤル 050-5542-8600
公式HP:https://narahaku-zanmai2021.jp/
公式Twitter:@narahaku_3mai