武庫川女子大学生活環境学部の学生を中心に、阪神電気鉄道株式会社、独立行政法人都市再生機構(UR)とともに、西宮市武庫川団地(兵庫県西宮市)の「赤銅車※1」において「赤銅車灯(あかり)工房」を開催しました。
このイベントは、武庫川団地エリア(住民約6500人)の活性化に三者連携で取り組んでいるものです。
武庫川女子大学生活環境学部の「フィールドデザイン演習Ⅲ」3,4年生による講義で、学生が地域の課題や魅力を把握し、まちの課題解決や豊かな暮らしにつながる企画・提案・実践を行うプログラムです。実際に学生たちがまず人口統計の調査やURからの聞き取り、実地で歩いて調べて、団地の魅力を発見、地域の問題を解決するまで一環して行います。
「赤銅車灯工房」とは、ランプシェードを製作するワークショップで、7月9日(土)の行われる「ナイトピクニック」で「赤銅車灯工房で製作したランプシェードに電池式のキャンドルを入れてUR武庫川団地「赤銅車のある広場」の設置して。夜の武庫川団地に「あかり」を灯すイベントです。「ナイトピクニック」では「あかり」を見ながら、食べ物や飲みもの、シートを持ち寄って、特別なピクニックをみんなと楽しもうというものです。当日は、団地の住民のみならず市外からも多くの来られるイベントとなるでしょう。
「赤銅車」
1958・59年に急行用として製造された車両(3301形・3501形)で、外装が上部がクリーム色、下部がバーミリオンに塗り分けられていることから、当時の人気の漫画のキャラクターであった赤銅鈴之助にちなんで「赤銅車」の愛称が付けられたそうです。この色はその後の車両にも採用されて阪神電車のカラーとして多くの人に愛され続けてきましたが、武庫川線での運行を最後に2020年6月に運行を終了、2021年にUR武庫川団地内に設置されて、URが地域のコミュニティースペースとして活用しています。
【赤銅車灯工房・ランプシェードの製作】
麻ひもや紙を使ってランプシェード作りを体験します。
芦屋市から来られた藏野嘉名子(くらのかなこ)さん、心結(みゆ)さん母娘に取材させていただきました。
心結さん(浜脇中学2年)は麻ひもを巻くのがむつかしかったけど、楽しく出来ました。9日、みるのが楽しみです。」と話してくださいました。
はじめてのチャレンジ、とてもきれいに製作されていました。
ナイトピクニックは7月9日(土)18:00~20:00、UR武庫川団地 赤銅車のある広場(西宮市高須町2丁目1番)で開催されますのでぜひ足をお運びください。