国内外で高い評価を受ける絵本作家・酒井駒子、関西初となる大規模個展「みみをすますように 酒井駒子」展が兵庫県立美術館ギャラリー棟3階において開催されます。
『よるくま』『金曜日の砂糖ちゃん』(いずれも偕成社)などで知られる酒井駒子。静謐さをたたえた美しい絵と誌的で思索的な文との響き合いは、子どもから大人までの多くを魅了し、今もっとも人気のある絵本作家のひとりです。ブラチスバラ世界絵本原画展での金牌、オランダ「銀の石筆賞」を受賞するなど、海外でも高い評価を受けています。
本展では、デビュー作から最新作まで20冊を超える絵本を中心に、約250点の原画が厳選して展示されています。
原画は、画用紙や段ボールを黒い絵の具を下塗りした上に色が配され、子どもや動物たちがひそかに描かれています。
会場では「ある日」「ひみつ」「こみち」「はらっぱ」「こども」「くらやみ」の6つのエリアに分け、特製の額やケースに収められた原画と、物語や文の断面をめぐるようになっています。
散歩をするようにゆっくり歩きながら、時に立ち止まりながら、みみをすますように絵と言葉に出会う、新しい体験をすることのできる展覧会です。
展示紹介(見どころ)
森の中を散歩するような展示空間
京都在住のフランス人建築家・2m26 が制作した杉材の特製額やケースの間をめぐりながら、酒井駒子の絵とことばの世界が堪能できます。
酒井が制作を行う山のアトリエの景色や音、小さなおもちゃやオブジェなどもアクセントをつけます。
【プロフィール】
酒井駒子
1966年生まれ、絵本作家。
絵本に『よるくま』『はんなちゃんがめをさましたら』(いずれも偕成社)『ロンパーちゃんとふうせん』(白泉社)など、画文集に『森のノート』(筑摩書房)。
『きつねのかみさま』(作・あまんきみこ、ポプラ社)で日本絵本賞、『金曜日の砂糖ちゃん)(偕成社)でブラチスラバ世界絵本原画展金牌賞、『ぼく おかあさんのこと…(文溪堂)でピチュー賞(フランス)・銀の石筆賞(オランダ)。『くまとやまねこ』(文・湯本香喜実、河出書房新書)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。
『ゆきが やんだら』(学研プラス)はニューヨーク・タイムズの「2009年の子供の絵本最良の10冊」にも選ばれた。
酒井駒子展SNS企画
①酒井駒子さんのサイン入り絵本をプレゼント
「SNS企画 #神戸でみみをすますように」
本展を鑑賞した感想を、SNS(Twitter、Instagram)で「#神戸でみみをすますように」をつけて感想を投稿。
素敵な感想を寄せていただいた方の中から10名様に絵本をプレゼント!
②指定の投稿を提示で当日券より100円引き
『金曜日の砂糖ちゃん』割
「酒井駒子さんの絵本『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社、2003年)にちなんで、会期中の毎週金曜日にTwitterの該当投稿をリツイートした画面をギャラリー棟3階の当日券売り場で提示すると、当日料金を100円引きに!
開催概要
【会 期】 2022年7月9日(土)〜8月28日(日)、44日間
【開館時間】10〜18時(入場は17時半まで)
【 休館日 】 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
【会 場】兵庫県立美術館ギャラリー棟3階(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
【料 金】当日券:一般 1,500円 高校・大学生 1,100円 小・中学生 500円
前売券:一般 1,300円 高校・大学生 900円 小・中学生 300円
※前売券は2022年5月9日(月)~7月8日(金)販売予定です。
【主 催】神戸新聞社、MBSテレビ
【共 催】兵庫県立美術館
【企画協力】ブルーシープ
【お問い合わせ】078-362-7086(神戸新聞社事業局 アート事業部内 平日:10〜17時)
【公式サイト】http://www.mbs.jp/event/page/komako_sakai_kobe.shtml