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コツメカワウソを生息地の環境で観察しよう

神戸どうぶつ王国(神戸市中央区ポートアイランド、園長:佐藤哲也)では、2022年7月22日(金)より、コツメカワウソの生息地をイメージした『オッターサンクチュアリ  ーコツメカワウソ生態園ー』が公開されます。

コツメカワウソはカワウソの中でも一番小型で、南アジア~東南アジアの河川や沼地に暮らしています。密猟や乱獲、森林や河川の減少で生息地も激減していて、生息地では保護の対象になり、2019年にワシントン条約附属書Ⅰにも指定されています。

生態園では、極力生息地に近いように再現されており、野生の姿で観察できるようになっています。880㎡の敷地内の中心に池があり、入り口で森を抜けた先にカワウソの暮らす池が現れます。ツブラジイ、ホルトといった高木や、水質改善にも一翼を担うヨシ(イネ科)などの低木を含む40種類200本の樹木が植えられ、樹木を含め見事なランドスケープイマージョン(動物が生息している環境を忠実に再現)」となっています。将来的には樹木が成長し、周りの建物も見えないようにしていく計画だそうです。

来園した方々からは、カワウソの生態を知っていただき、野生では減少していくのを護っていただきたいという願いがこもっています。